2017年ロンリーハーツ植物紀行
6月24日、神室山に他の花も見た。

(本頁は「6月24日、神室山にキヌガサソウを見た。」の続きです)

神室山系は東北では珍しく、日本アルプスを彷彿、いや錯覚させるような山岳景観をあちこちで見ることが出来る。
主稜線の高さこそ1300m前後と低いが、冬場の豪雪、そして雪崩により、東側斜面が激しく削られ、そのような地形になるのだろう。
前頁でも見たように神室山本体の東斜面は凄いが、前神室山の姿もなかなかのものである。
朝日連峰の盟主、大朝日岳に喩える人も居るくらいだ。
レリーフピークから前神室山を望む。

折角、登ったのでキヌガサソウ以外の植物も少し紹介してみる。
稜線上に咲く花たちは他の山でもよく見かける定番植物ばかりだ。
しかし、生育地が狭い割に種類は豊富だった(真夏以降に咲く花の芽出しも数多く見られた)。
ニッコウキスゲ Hemerocallis dumortieri var. esculenta
今日、咲き出したばかりと言う雰囲気だった。
ゴゼンタチバナ Cornus canadense
形はキヌガサソウに少し似るが、サイズは比較にならない。

ノウゴウイチゴ Fragaria iinumae

イワカガミ Schizocodon soldanelloides

シラネアオイ Glaucidium palmatum ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata
こちらは古花ばかりだった。

アカモノ(イワハゼ) Gaultheria adenothrix
これでも一応、樹木。
稜線で咲く木の花を三種類。
ウラジロヨウラク Menziesia multiflora
ガクウラジロヨウラクだろうか。
タニウツギは下界にもいっぱい有るが、
高山の稜線に咲くものは花色が濃くて別種みたいだった。
タニウツギ Weigela hortensis ナナカマド Sorbus commixta

愈々稜線ともおさらば。
なんか槍ヶ岳みたいな火打岳。

神室山頂と小又山、天狗森の重なり。

以下、有屋コースの下り、森林の中で見た植物たち。
さすがに今の時期になると、緑は濃くなり、蚊が多いくせに、花はさっぱりだった。
ツクバネソウ Paris tetraphylla
クルマバツクバネソウかと思ったが、
ツクバネソウ(通常は四枚)の五枚葉株だった。

ヤマツツジ Rhododendron kaempferi の咲き残り

ヒメアオキ Aucuba japonica var. borealis ギンリョウソウ Monotropastrum humile

このコースは倒木が多く、何度も迂回を余儀なくされたが、これは渓流に倒れこんだもの。

ランの仲間はこれからシーズンなのか。
コケイラン Oreorchis patens 金山川の渓流

ヤグルマソウ Rodgersia podophylla

だらしなくブサブサに見えるが、これでも一応、ランの仲間。
サイハイラン Cremastra appendiculata

登山口に降りたら、クルマは柿の種号だけだった(早朝、出発時は三台も有ったのに・・・)。


次(白神岳)へ行く。
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(本頁は2017年7月24日にアップしました。)